補聴器の性能の違いって何であるの?

先日、お客様から「材質に違いを持たせるのは理解できるけど、なぜ補聴器に性能の違いをつけるんですか?」とご質問を受けました。私自身初めて受ける質問で、答えに少し詰まってしまいました。

私は補聴器メーカーの経営陣でも開発人でもありませんので真意は分かりませんが、私なりに考えたことをここに書きたいと思います。

因みにその時の私の回答は「パソコンと同じです」

補聴器は、性能と価格が比例しています。性能に差をつけなければ、全てのメーカーは最上位機種のみとなり、価格は両耳で100万円前後。

聞こえはメーカーの最新性能が満載ですし、それで聞こえなければ現状では改善は難しいので諦めてください、と言えるくらいのものです。

しかし、そうなると価格が価格だけに、購入できる人と購入できない人ができてしまいます。より多くの難聴の方々に補聴器を提供し、聞こえの悩みを少しでも取り除くことを目的としている補聴器メーカーは、それでは目的が達成されません。

ですから、少し性能を抑えますがその分お求めやすくなりますよ、という性能違いの製品を。何種類か出しているんじゃないのかなぁと思います。

弊社のこだわりの一つとして、聞こえの違い(性能の違い)をしっかり理解して補聴器を選んでもらう、というのがあります。

性能と価格が比例する以上、この人にはこの程度の聞こえを紹介すれば充分とか、この人には最上位の聞こえしか話さなくて良いよとか、お客様を差別しません。勿論、専門家としてのアドバイスもいたします。

聞こえのお悩みで頼って来て下さる方には、全て真摯に対応しております。

\ この記事を書いたスタッフ /

岩永補聴器 ヒアリングデザイン 博多店 岩崎