義母がいよいよ補聴器をつけてくれることになりました。耳は遠かったのです。
本人もお気づきではありましたが、補聴器は昔使ったことがあるそうで「車の音がうるさくて、何回も調整には行ったけど、途中から嫌な顔をされて行きたくなくなった。それでつけないうちにどこかにいってしまった」という最悪な経験から、補聴器をつけることに前向きになっていただけず…。
最初に失敗してしまうと、再度挑戦するのは、難しいですよね。「おかあさま!うちは違います!」と言いたかったのですが(笑)、夫からやんわりと、それとなく強めに補聴器をすすめてもらっても、首を縦にふっていただくことなく…。
補聴器をつければ、楽に会話ができるのになあ、最初のお店で補聴器をちゃんと合わせる事ができていればなあと、涙目になりつつ数年が経過。
このたび、充電式の製品が出ているということで、少し興味を持ってもらえたことから、試聴してもらえることになりました。
様々なメーカーの様々な補聴器を試しました。「これは音はするけど、言葉がわからない」「これはちょっとキンキンした感じ」「これはガチャガチャする音がうるさい」などなどを繰り返し。
「これは音が自然。言葉もハッキリわかる。これならつけるの嫌じゃない」と合格点をいただける1台に巡り合いました。色もピンクでかわいいと今ではお気に入りに。話がスムーズに出来るようになって、家族として本当によかったです。
「補聴器選びはお店選び」とよく言いますが、本当にそうなんです。一度失敗してしまうと、じゃぁ次!とはなかなかならないですよね。何年も聞こえないまま過ごさなくてはならなくなるのです。
くれぐれもしっかりと合わせてくれる専門店で選んでください。