これは妻が5年程前に先輩の息子様から頂いた物なのですが、私は凄く気にいってそれからずっと玄関に飾っています。
はきものをそろえると心がそろう、心がそろうとはきものがそろう、私も心をそろえたいと思ったのです。
約800年程前、鎌倉時代に曹洞宗の開祖、永平寺の道元禅師がつくられた詩です。私の家も曹洞宗なのでなおさら心を引かれました。鎌倉時代から現代までその教えは続いているのですね。
しかし、もっと深い意味があって、脚下照顧(きょっかしょうこ)と言いますが自分の足元をかえりみて我が心を振り返り、今自分がどのような立場に居るかをよく見極めて事に当たれ! という教えにたどり着く凄い詩なのだそうです。
私も、日々精進しなければと思っています。読んでいただいた皆様にも少しでもお役に立てれば幸いだと思います。
人世は足元からなんですね。
長崎店 峰