突然ですが、全国屈指の紙の町・愛媛県四国中央市で毎年8月に行われている
「書道パフォーマンス甲子園」をご存知でしょうか。
縦4m、横6mの紙に、チームでパフォーマンスをしながら、6分で書道の作品をつくり競う、書道をしている高校生憧れの大会です。末娘が念願の出場を果たし、私もイソイソと応援に行ってきました。
書道パフォーマンスは書の技術はもちろんですが、とても大切なのが書に迫力を与える「音」
音の力で、書に力強さが加わり、作品の芸術性が高まります。
例えば、とても綺麗な映像でも、音がないと本当に伝えたいイメージが伝わらない。
しかし、映像に音が加わると、迫力が増して、相手に感動を与える。
本当のイメージを伝えるためには「音」が必要不可欠だと改めて思いました。
どの学校も「音」を効果的に使い、自分たちの書を見事に表現していました。
ちなみに、大会初の三連覇が懸かっている娘たちの学校は・・・
三味線の音とロック音楽に合わせた独自の力強い書体、北斎の富嶽三十六景を字で表現した
斬新な作品を披露。しかし、結果は惜しくも準優勝・・・子供達の目には大粒の悔し涙。
しかし、筆に思いを込めた子供たちの真剣な姿に、大きな成長を感じました。
もうすぐ九月。まだまだ暑いですが、暦のうえでは芸術の秋。
音楽に合わせ、好きな言葉を筆で書く。皆さんも、いかがでしょうか?
黒崎店 本田