チャンネル数とは、
「音の帯域を区切った数とか調整の細かさ」の事で、
ピアノで例えれば、「1オクターブの中の鍵盤の数」でしょうか?「ド、ミ、ソ、シ」しかない鍵盤と「ドレミファソラシド」がある鍵盤ではどちらがきれいに演奏できるか、ということ。まあ、カメラで言う、「〇〇万画素」と言うのが分かり易いでしょうか?
ということなので、「チャンネル数が多いほど、音質は良い」と言う事になります。
ですが、
これ、実は、
メーカーによって、「チャンネル」の基準、考え方や表記方法がバラバラなので、
メーカーが違うと数字が全く当てにならないのです!
各メーカーの同じ価格帯の器種のチャンネル数(カタログ表記)を並べたら
oticon 64
WIDEX 15
Beltone 17
unitron 20
Resound 17
CORTITON 48
signia 48
Starkey 24
こうなるのですが、数字だけ見て、「ああ、oticonはWIDEXの4倍も良いんだ」とはなりません。さっきも書きましたが、各メーカー基準や表記方法がバラバラなのです。
「音質調整のきめ細やか度合い」は、私から見れば全メーカー価格帯が同じだったらそこまで変わりません。メーカーごとの音質や機能の優劣の違いは、「チャンネル数」以外の部分で違うと思います。
最初に書きましたが、
「チャンネル数が多いほど、音質は良い」のですが、正しくは
「(同じメーカーの中では)チャンネル数が多いほど、音質は良い」
という事です。
熊本店 小坂
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