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壁を、壁でなくそう

今日もとっても寒いですね。
昨日の夜は、ナビに大雪に警戒!とVICS緊急情報が入ったのでびっくりしました。
皆様の地域では雪は大丈夫だったでしょうか。
事故やケガには気を付けてくださいね。

昨日の博多店のブログでもAIの事が書いてありましたが、先日NHKで放送された「プロフェッショナル」壁が、壁でなくなるように 〜研究者 落合陽一〜をご覧になった方はいらっしゃいますか?
(番組HPより)「耳の不自由な人が音楽を体感できる装置や自動運転の車いす。障害や差別、あらゆる社会課題をテクノロジーで克服し、「壁を、壁でなくそう」と挑み続ける研究者、落合陽一。“現代の魔法使い”と呼ばれる男が見据える未来。「人に興味がなかった」という少年が、我が子の障害をきっかけに見つけた新たな生き方。人工知能・AIの進化がめまぐるしい今、人とテクノロジーの間に立ち、架橋しようと疾走する若きパイオニアの素顔」
テレビを見ながらひたすら感動。 天才的なアイデアと技術の組み合わせで、見ていてワクワク、本当に魔法使いという感じでした。 

最近は「インクルーシブ教育」と言われ、(障害のある者とない者が共に学ぶことを通して、共生社会の実現に貢献しようという考え方)「多様性」という言葉もよく聞くようになりました。 以前であればろう学校へ行っていた方も小学校へ入学されることが多くなっていると聞きます。とても素晴らしい試みだと思います。
でも、残念ながら現在の日本では、まだまだ障害のない人を中心に考えられていますよね。日常生活を見ていても、聞こえない方への壁はあちらこちらにある気がします。
落合さんの考えるテクノロジーでそういった壁もどんどん取り除かれるといいなと思います。

先日参加した補聴器のシンポジウムでドイツの小学校でのインクルーシブ教育の話を聞いたのですが、聴覚障害がある子供が「同じ場で学ぶことができればOK」というわけではないとして、通常の教室でも、聴力を最大限に発揮できる環境ゴム製の壁紙(反響が少ない)を使用されていたり、視覚情報で補えるようになっているなど配慮され、肢体不自由児、視覚障害児、発達障害児、障害のない生徒がともに学ぶことができると聞きました。また、LiD やAPD のためのクラスではSN 比の向上を中心とした教室環境まで整えられているそうです。スゴイ!
いつか様々な壁が壁でなくなる日が来てほしいと願うばかりです。 
補聴器の世界も、AIにより驚くほど進化をしています。
これもまたテクノロジーの恩恵の一つですね。

早いもので、熊本店が担当する今年最後のブログとなりました。
今年も大変お世話になりました。
今年は、当社が創立70周年という記念の年になりました。
昨年から準備し、経験したことのないことばかり経験させていただいた、本当に楽しい1年でした。 皆様に心より感謝いたします。

では、皆様楽しいクリスマス&良いお年を!

                                  岩永補聴器熊本店 岩永

クリスマスっぽい?
 実は水槽です。
よーーーくみていただくと「やどかりさん」が何匹か隠れていますよ
7匹くらい確認しました。

                              

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