こんにちは。
小倉店の三根です。
だいぶん暖かくなってきましたね!
新年度が始まり、
学生、社会人、1年生の方はまだ落ち着いていないのではないでしょうか?
さて、今回は私が度々訪問している聴覚特別支援学校(昔は聾学校と呼ばれていました)の話を書きます。
補聴器といってもたくさんの形、種類があります。
その中の一つに「耳掛け式」と呼ばれる補聴器があります。
最近では、目立ちにくくオシャレなデザインの物も増えてきています。
ですが、支援学校の子供達は大きな音量を必要とする事が多く、
どちらかというと大きめの補聴器になります。
その時に重要になるのが「イヤモールド」と言われる「耳栓」です。
なぜ重要かと言うと
①補聴器から大きな音が出るので隙間があると音が漏れ(ハウリング)ピーピー言います。
②子供は元気な子が多く、良く動くので自分の耳の形にピッタリ合った耳栓でないと外れたり落としたりします。
支援学校には幼稚部、小学校、中学校があり、時には教育相談で「赤ちゃん」も来ます。
余談ですが、私のこれまでの「型採り」をした最年少は生後6か月、最年長は104歳の方です。約1世紀の歳の差です。
大変なのはこの「型採り」をする時に小さな子供は怖がって泣いたり、暴れたりします。
あまりに怖がる場合は、お昼寝の時にご自宅にお伺いして、そ~っと耳を触わるのですが
だいたい目を覚ます事が多く、びっくりして泣き出す子もいます。
が、私の心の中はそれ以上に号泣しています。
でも、そんな子供達も学年が上がる度に少しずつお兄さん、お姉さんになり小学校高学年ともなると自分から耳をこちらに向けてくれます。
新年度になり、ピカピカの1年生になった子、進級して一つ上の学年になった子、小学生から中学生になった子、みんな補聴器をつけて今日も元気に遊び、良く勉強している事でしょう。
私も下手な手話と小道具を使いながら、これからも「聞こえのお手伝い」をさせていただきたいと思います。
追伸
私が小さなお子さんの「型採り」をする時の勝負ネクタイはずばり!!
「くまモン」です。効果は絶大ですが、弱点は長続きしない為、結局小道具も使います(笑)