おかげさまで、この仕事を15~20年ほどさせて頂いております。
補聴器がデジタル化して、そのデジタル補聴器がアナログを超える性能を出せるようになり、そこからのすさまじい進化の歴史を体感しています。
特に、現行のoticon最新補聴器「real」は、今までのような進化と違い、そこで使われている人工知能が新世代になるという画期的な進化により、今までの補聴器では不可能だった聞こえが可能になりました。過去に発表された、「Alta」や「Opn」など、発表当時、私はその性能に驚いていましたが、今回は人工知能が進化するという、過去の進化とは別格な進化に感動しています。これからの技術の進化が楽しみです。
しかし、昔から変わらないものがあります。15~20年くらい前?メーカーの製造の方と電話でやり取りをした結果生まれた、私の得意技、これです(下の写真右の補聴器に注目)
お分かりいただけますでしょうか?テグスが2本あるのです。
昔、テグス部分に、釣り糸などを結び付けて紛失防止にしていたのですが、上記左のような標準タイプのピンテグスに結び付けるのが難しい上、ボール部分が外れてしまう。ループ型のテグスにすると、ループの真ん中からテグスが切れる。と困っていた時に、メーカーの製造さんに、「これ2本させたりできませんか?」と言ってみた結果生まれた2本差しテグスです。
これ、とても頑丈、そしてとても持ちやすい、私のお気に入りです。
熊本点 小坂